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Blog of Guesthouse at Katunje Bhaktapur Nepal :ネパールホームステイ民宿ブログ


by Katunje Village
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次男坊さんの結婚(その2)

(写真が沢山なので、できればPCでご覧ください)

昨日は午後から前のお宅の次男坊さんの最後の結婚披露パーティーに行って
来た。前のお宅のご家族、近所の親族の皆さんなども一緒に貸切のバスに
乗って会場へと向かった。
パーティーは3時からと招待状には書いてあるものの、結局続々と招待客が
やってきたのは5時を回った頃だったろうか。予想通り、両家の関連の人々
で会場は所狭しと溢れかえり、テーブル席に着けない人たちが立ったまま
お喋りしたり、前菜を食べたり、座っていても何だか落ち着かない気分だった。

帰宅後主人と話したが、カトマンズの結婚関連の集りの最近の傾向は、より派手に、
より多くの人を招待し、必要以上にスケールも大きくなってきているということだ。
カトマンズ市内にはパーティー会場が次々に出来てきて、何処も着飾った人々で
大盛況。
ちなみに、招待される人々とは、
新郎新婦の親族全員(一体どれくらいに上るだろう?)
新郎新婦の友人や知り合い
両家の親族の仕事先関係者や学校仲間、友人に知人、その家族
出身地の近所の仲間や、今現在の居住地のご近所さんたち
社会的地位が高ければ政治家や官僚など親の都合で招待される人たち
つまりはあれやこれやで招待客はピラミッド状態でどんどん増えていく。
私が参加した集まりをざっと考えてみると、招待客はほぼ何処も500人は
下らないだろうと思う。多い時には軽く1000人にも上る。
主人もこういった傾向には批判的だ。余程近しくない限りは今後はこういった
パーティーに参加しないでおこうか、なんて話も出てきた。然り!

経済的貧困国の烙印を押され続けるネパール、確かに多くの国民は貧困の中で
生まれ、厳しい生活環境の中で一生を終える。その一方、土地を売ったり、
ビジネスで成功したり、或いは影に隠れて賄賂で懐を肥やす輩も沢山居て、
お金持ちネパール人も非常に多く存在している。
世の中全てこれ不公平、日本も含め地球はどこも不公平の大地となって、地殻の
マントルまで不公平が滲みこんだ惑星になってしまった。
ちとオーバーな表現ながら、派手に続く結婚関連の集まりを見てそう思う。


*******************

花嫁を迎えに行く日の様子(結婚関連2日目)
一緒に花嫁を迎えに出る親族が晴れ着に着替えて待っていた。
次男坊さんの結婚(その2)_b0335605_12533570.jpg





















花婿とを従姉妹のお嬢さん2人。右のお嬢さんは去年結婚したので
既婚女性の象徴なのか、緑のタスキアクセサリーを掛けている。
次男坊さんの結婚(その2)_b0335605_12544308.jpg





















長男坊さんのお嫁さん(左)にサリーの着付けを手伝う、ご主人の
弟さんのお嫁さん。高価な晴れ着のサリーは結構重くて、今どきの
若い女性では1人では着こなせないらしい。
次男坊さんの結婚(その2)_b0335605_12542867.jpg






















花嫁は実家から直接会場へ。
花婿側は親族や近所の人を引きつれ、12人の楽団に先導される
形で会場へ。勿論会場までは大型貸切バスで向かう。
次男坊さんの結婚(その2)_b0335605_12580832.jpg






















花婿が迎えに出る車にはこういった装飾がなされ、乗車する前に
1度車の周囲を回っていた。何の意味かな?
次男坊さんの結婚(その2)_b0335605_13015512.jpg























前のお宅の奥さんは迎えには行かない。近所の女性達や親族の女性の
皆さんと一緒にお嫁さんが来るまでこうやって歌って踊り続ける。
迎えに出た女性達も会場で食事した後、一足先に早々と戻って、
歌や踊りに興じる。7時間近く続き凄いパワーだった。
次男坊さんの結婚(その2)_b0335605_13003869.jpg























夜7時半、やっと新郎が新婦を連れて戻ってきた。この時から
新婦はこの家の家族の一員となる。
次男坊さんの結婚(その2)_b0335605_13010052.jpg























この日最後の儀式。この家に花嫁を迎え入れる意味がある儀式なのかな。
次男坊さんの結婚(その2)_b0335605_13022761.jpg






















中に入れてもらう事は出来ず、窓越しで撮った一枚。
花嫁は入り口から入って、床に並んだ蝋燭を1つ1つ踏み消しながら、
そのまま祭壇のある場所まで向かう。
これでこの日はやっと終了。やれやれお疲れ様でした。
次男坊さんの結婚(その2)_b0335605_13042695.jpg




by katunje-house | 2018-01-10 13:37 | Comments(0)